SAAB 900 エアコンバキュームホース点検
時間掛けて書いた記事が、いざ更新しようとしたらサーバーエラーで消えてしまった…。ニフティさん、これって何とかならないのでしょうか?
というわけで、意気消沈気味で更新します。
サーブ 900 ターボの作業の続きです。まずはエアコン吹き出し口切り替え不良の修理です。
ダッシュ中央付近、”輪切りのレンコン”のように見えるものが、バキュームホースの集合体です。
このクルマはエンジン(インマニ)の負圧を使って、サーボを動かし吹き出し口を切り替えしています。1本のホースがエンジンの負圧を伝え、残りのホースが各サーボにつながっています。
ここに負圧が届いていないので、サーボが動くはずがありません。
エンジンルーム側には異常がないので、面倒ですがダッシュパネルをはずして点検してみることにします。
コンソールボックスをはずしたら、たくさんのタバコの吸殻が落ちていました。灰皿の隙間から落ちたようです。
こういうところは、燃えにくい素材が使われているんですね。車両火災にならなくてよかった。
ダッシュパネルがはずれました。この状態だとサーボの点検も簡単に出来ます。
結局、負圧が届いていなかったのは、メインのバキュームホースが構造物に押しつぶされていたのが原因でした。一部のバキュームホースを交換して、負圧が届くことを確認したら、はずした部品を元通りに組み付けていきます。
ある程度組み付けたところで、エアコン吹き出し口の切り替え動作チェック。
ダイヤルを回すと、”プシュー”という音と共に、吹き出し口が正常に切り替わります。この”プシュー”という音は、負圧が届いている証拠です。
エアコンの修理を終え、車検整備の続きです。
ウィンドウウォッシャー液が出ないので、点検してみると、ウォッシャーホースがバッテリーの下敷きになって押しつぶされていました。これではウォッシャーモーター(ポンプ)が空回りするばかりでウォッシャー液が噴射されるはずがありません。
おそらく、前にバッテリー交換した際に、誤ってホースを噛み込んでしまったのでしょう。
バッテリーをはずして、ホースの通る位置を変更しました。2つのノズルのそばにあるチェックバルブも、1つは液漏れ、1つは壊れてつまっていたので、撤去しました。
些細なことですが、ウォッシャーが出ないと車検はNGです。
このクルマにはヘッドランプにもワイパーとウォッシャー機能が付いています。
ウォッシャーホースがつながっていなかったので、ホースを接続しました。
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