AUDI A2 エアコン点検
時々、エアコンが効かなくなるということで、アウディ A2 1.4が点検入庫しました。
個性的なデザインのアウディ A2です。
ボンネットフードの開け方も個性的です。
シルバーフォーリングスの付いたダミーグリルを前方に倒すと、中にロックノブがあります。
左右のロックノブを回してロックを解除し、フード全体を前方へずらします。
あとは持ち上げると、簡単にフードがはずれます。
ガス漏れを点検するため、トレーサーダイを注入し、エアコンガスを補充…。
と、思ったんですがコンプレッサーが入らず、ガスが入っていきません。
クルマをお預かりしたときは、コンプレッサーが入っていたのですが、これは困りました。
いろいろ点検してみましたが目視では不具合を発見できなかったので、診断機をかけてみると、エバポセンサー不良という診断結果が出ました。
早速エバポセンサーを外してチェックしてみます。
テスターを当てながらヒートガンで温めてみると、きちんと抵抗値が変化し、どうやらセンサーには異常がない様子です。
試しにダミー抵抗を入れてチェックしてみましたが、やはりコンプレッサーは入りません。
コンプレッサーが入らないので、システムの圧力も変化しません。
高圧側と低圧側の圧力がほぼ同じなので、コンプレッサーが作動してないことがわかります。
当たり前ですが、コンプレッサーが入っていませんので、吹き出し口の温度も低くなりません。
診断機ではエバポセンサーということですが、どうもエバポセンサーが原因ではない様子。とすると、その間の配線でしょうか。
まずは原因探しからしなくてはいけません。資料が乏しいクルマなだけにどうなることやら。
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