シトロエンエグザンティア サススフェア点検・交換
シトロエン エグザンティア ブレークのメーン アキュームレーター、サスペンション スフェアの点検をしました。
全部で8個付いている”緑の玉”をはずして圧力を点検します。
はずした後、それぞれのスフェアがわからなくなってしまわないように印をつけておきました。
リアセクションのスフェアがはずれました。
写真では見えませんが、写真の左側にもリアサスペンション左用のスフェアサポートがあります。
こちらはメーンアキュームレーター。というか、メーンアキュームレーターをはずしてしまった後なので、写っているのはプレッシャーレギュレーターですね。
フロントサスペンション左右のスフェアもはずしました。
フロント レギュレータ スフェアもはずれています。
8個全部の”緑の玉”(1個のアキュームレータと7個のスフェア)です。
ディーラーさんにあるSSTをお借りして、はずしたスフェアの圧力を測定しました。
写真はフロント レギュレータ スフェアを測定中の様子。メーター読み63kg/cm2だとしてbarに換算すると約61.8bar、フロント レギュレータ スフェアの規定値は75barで最低圧力が37.5barなので、判定は「良」となります。
こちらはメーンアキュームレータ。規定値は62bar、使用最低限度は31barですが、パンクしていて測定不能でした。要交換です。
1個ずつ順番に8個全部測定していきます。
測定した結果、メーンアキュームレータ、リアサススフェア左右、リア レギュレータスフェア、アンチシンクスフェアの合計5個を交換することになりました。
アンチシンクスフェアの脱着にはパイプシールの交換が付き物です。
交換を忘れるとサスペンション オイル漏れの原因になりますので注意しましょう。
リアの4個は全部交換で、新品パーツが付きました。
圧力が低下していなかったスフェアは、Oリングのみ交換して再利用します。
最後にLHMオイル量を確認しながら、サスペンションのエア抜きをして終了です。
2本の赤い線が入った透明カプセルのようなものが、LHMオイルのレベルゲージです。
スフェアの圧力が低下すると、乗り心地や燃費が悪化してしまいます。また車体にも悪影響を与え、思わぬトラブルを招くことがありますので、定期的なメンテナンスをお勧めします。
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