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2006年1月 6日 (金曜日)

シトロエンエグザンティア エンジン不調修理

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シトロエン エグザンティア ブレークがエンジン不調で入庫しました。
アクセルペダルには反応があるものの、アイドリング回転数が低くブスブス言っていて、アクセルペダルから足を離すとエンストしてしまうこともあります。
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アイドル スピード コントロール モーターが固着して動かなくなっていたので、新品部品に交換しました。
この車のアイドリング不調の原因は、このモーターに不具合があることが多いように思います。
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すすけて磨り減っていたスパークプラグも交換しました。
下に見えるバッテリーも、新品のバッテリーです。寿命で弱っていたので今回同時に交換することになりました。

ステップモーター、スパークプラグ、バッテリーを交換した後エンジンを掛けてみると、エンストもせずアイドリングするようになりました。

と、通常ならこれで作業終了です。

が、なんとなく腑に落ちない感じがして、他も調べてみることにしました。
どことなくエンジンの回り方が、スムーズさに欠けるような気がしたのです。

いろいろ点検していると、冷却水が減っているのがわかりました。
冷却水を補充して、ラジエターのエア抜きをしながら、ラジエターホースを握ってみると、バリバリとした感触とともに嫌な音が聞こえました。ホースの内側に、何か異変が起きているようです。
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簡単にはずせるアッパーホースをはずして内側を点検してみると、写真のようなありさまになっていました。
奥に見えるコーヒーの出がらしのようなものは、このアッパーホースから出てきたサビの粉です。
これだけサビを落としても、まだホースの内側にたくさんこびりついてます。
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アッパーホースを元に戻して、もう一度ラジエターのエア抜きをすると、きれいだった冷却水が、冷却システム内のサビがサブタンクに戻ってくるため、見る見るうちに汚れていきます。
また、いくら繰り返しても次から次とエアが出てくることから、ヘッドガスケットが抜けているか、シリンダーにクラックが入っているなどエンジンに何かの損傷がある可能性も考えられます。
この状態では、冷却システム内のどこかに詰まりがあるかもしれないし、当然ながら冷却水の流れも悪いので、エンジンが正常なはずがありません。

これは新年早々費用のかさむ作業になってしまうかもしれません。
ユーザーさんと相談して今後どのようにするか方針を決めていきたいと思います。

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