XANTIAのハイドロ点検2
昨日入庫したCITROEN XANTIA VSXの作業の続きをしました。
ハイドラクティブ・エレクトロバルブの点検中です。このバルブはサスペンションのソフトモードとハードモードを切り替える役目をしています。
フロント・レギュレータスフェアを外そうとしたら・・・・。ものすごく硬くてなかなか緩まないので、おかしいなぁと思っていたら、緩めた瞬間みごとに大噴射!スフェアがパンクしていると、こういうことが起きる可能性がありますので、硬くて緩まないときは注意が必要です。
これでは圧力測定をするまでもなく、無条件に交換だなぁと思いながら、外したスフェアを見てみると、通常、VSXのレギュレータスフェアの標準圧力は75barのはずが、なんとそれは62barのメーンアキュームレータでした。パンクしていた上に、間違った”球”が取り付けられていたのでした。これでは正常の乗り心地を得られるはずがありませんね。
ハイドラクティブ、ハイドロニューマチック、それぞれのサスペンションに使われている”緑の球”(アキュームレータ、スフェア)は外観は同じようでも、それぞれ圧力や機能が異なりますので、交換の時には注意しましょう。
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